Art Connection

一アートファンの見た事、あった事、面白かったものなどの紹介です。

平山素子 加藤訓子 DOPE 愛知県芸術劇場

なんども試みててなかなかチケット取れてなかったところ運よくゲットでき無事見ることができました。


9人のパーカッショニストマリンバやグロッケン、声などを担当する人で通常12、13人で演奏されるミニマルミュージックの創始者スティーブライヒのDrummingを一人で演奏するパーカッショニストの加藤さんとコンテンポラリーダンサーの平山素子さんのダンス。


個人的に今まで見てきた大雑把な記憶と印象としてコンテンポラリーダンスライヒで良く踊ってるイメージがあるのですが、もっとスタンダードなものかと思ったらこの曲の生演奏でダンス作品で残るものはほとんど行われていないそうでそれも興味深い現象だな、と。

まあ普通に国内でやっててそもそもこの曲演奏しようとか思わないだろうなとも思ったけど、、笑

加藤さんの音は演奏が正確なのはもちろんですがライヒの録音のよりも柔らかくてなんとも言えない微妙な歪みが優しく感じられる音でした。


平山さんのダンスもミニマルが意識下にあるのか動作が少なくてそれでも小さい動きの柔らかさと流麗さが素敵でした。

 

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アフタートークで平山さんのミニマルで踊るのは初めてでこの曲は難しいし踊りたくなかったけどそこに何かあるんじゃないかと思って承諾した、という言葉が印象的でした。

常々思うんですが失敗を恐れず正当な修練とアイデアを蓄積して踏み越える事の大事さを思います。